供養と夏の花
7月に入り、日差しも強まり、本格的な夏がやってきました。
この時期、百合やひまわり、桔梗(ききょう)など、夏を代表する花々が次々と咲き始めます。
花にはそれぞれに“意味”や“想い”が込められています。
白百合は「純潔」「威厳」、ひまわりは「憧れ」「敬慕」、桔梗は「変わらぬ愛」などなど。
これらの花は、季節感を添えるだけでなく、故人への想いをそっと伝える存在にもなります。
葬儀の場では、亡き方の好きだった花をお供えに使うこともあります。
そんな時に花言葉を踏まえてお話しさていただくとご遺族様もその花への思いも深まりますし、
亡き方のイメージや自分の気持ちと結び付けてあらためて偲ぶきっかけとなりますよね。
夏の花々を目にするこの季節、何気ないひとときの中で、大切な誰かをふと思い出す——
そんな時間もまた、心の中の静かな供養なのかもしれませんね。
また今年も暑い夏になりそうです。
どうぞ皆さま無理はなさらずお元気で乗り切りましょう。